トヤマのランドセル 5つのこだわり

耐久性・防水性

トヤマかばんが、刺繍や飾りをつけない理由

可愛い刺繍やスパンコールなどの飾りが入ったランドセルは、就学前のお子様にとって、とても魅力的に映ることでしょう。 しかし、トヤマかばん店では刺繍や飾りを入れていません。それは、刺繍が入ることによって、防水性や耐久性が落ちてしまうからです。その原因となるのは。ミシンなどの針穴。穴から水が染み込んだり、切り取り線のように革が折れたりすることもあります。6年間をしっかりと過ごせるよう、機能上、不必要なミシン目は入れないようにしています。

カブセのヘリのつくりは2種類

牛革のランドセルのカブセは強く折り曲げることができますから、【ヘリ返し】というつくりをしています。強くて美しいので高級なカバンはヘリ返しが多いのですが、カドの部分のシワの処理で高い技術が要求されますので、手間がかかります。 コードバン・ランドセルのカブセに使われているコードバンはとても硬い革ですから、無理に折り曲げた場合に時間がたつと割れてくる可能性があります。これは革の性質の問題ですからどうしようもありません。ですのでヘリ返しをせずに周囲をテープ状の革で巻いた【ヘリ巻き】というつくりにしています。

カブセのデザインも2種類

総牛革のランドセルはカブセの左右と下側に芯材を入れ盛り上げて縫ってあります。こうすることで糸の磨耗を防ぐことができます。 コードバンは割れてくる可能性がありますし、また美しさをより強調するために、できるだけ平らなつくりにしました。

本革で作っています

北米産の牛革(ボルサ)や馬革(コードバン)を使っています。石油から作った人工皮革は熱や傷に弱いのでほとんど使いません。

牛革ボルサ

牛革は馴染みやすくて引き裂き強度に優れ、熱にも強く変形しにくいという、まさにランドセルに最適な素材です。その特性を活かして和太鼓やオートバイのレース用ツナギなどにも使われています。この強靭な牛革の表面に硬質ウレタン樹脂加工を施して傷や水に強くした最強の牛革が「ボルサ」です。 トヤマでは総牛革ボルサランドセルの表面にこの革を使い対傷・完全防水としています。

コードバン

ヨーロッパ産の食用の農耕馬の尻の一部分からしか採れない希少で高価な革ですが、きめ細かく美しいツヤが特徴で、摩擦に強くて丈夫なのに手触りはしなやかで繊細という、相反する2つの長所を併せ持った「革の王様」です。ランドセル全体に使うと数年で細かい部分が割れてくる可能性がありますので、トヤマではカブセの部分にだけ使っております。

牛革スムース

強靭な牛革に対傷・防水加工を施した革で、ボルサに次ぐ耐久性を誇ります。牛革本来のソフトな風合いや透明感のあるツヤが美しい革です。 トヤマではコードバンとデザイン的にマッチするようにカブセ以外の部分のオモテ面にこの牛革スムースを使いました。

衣料革

コートやジャケットに使われる衣料用の革で、たいへん柔らかくて伸縮性も高く、吸湿性に優れた牛革です。 トヤマでは背あてと肩ベルト内側部分で二重クッション材を衣料革で 包むことにより、柔らかさとしっかりしたコシを両立させました。

強い芯材が入っています

背あてと本体の接合部分の縫いしろをたっぷりと取ってありますので、ガッシリしていて歪みにくい構造になっております。

側面には弾力性に優れたT字の樹脂製大型補強材を入れ、その周りを二重ステッチで縫い上げました。とても強度が高くつぶれにくい構造です。

開口部の周りには補強材を入れ、その周囲を二重ステッチで縫ってあります。

小マチの側面は内側に折り込んだ部分を縫って仕上げてありますので、長年お使いいただいても伸びてしまうことがありません。

耐久性が高い部品を使っています

本体と同系色の特注品で国産の一級品です。金属アレルギーのお子様も安心してお使いいただけますよう、強度が保てる範囲で金属ではなく衝撃に強い特殊プラスチックを使うようにしております。耐久性も抜群です。

左右のアームが別々に動くラクラク背カンですから、厚着をした場合や成長して身体が大きくなった場合でも、着脱がスムーズです。

背カンの中は左図のようになっていますが、アームの厚みが重要です。トヤマでは4ミリ以上の厚い物を採用しておりますので、今までこの部分が折れたことはございません。

背カンと肩ベルトをつなぐ金具にもいろいろあります。真ん中の細い金具では開いてしまいますし、右のプラスチックでは折れてしまいます。トヤマではいちばん左の太い金具を使っております。

以前のオートロックの錠前は耐久性に難があり、トヤマでは手で回すタイプの手動の錠前を採用しておりましたが、このたび、トヤマがセレクトした耐久性にも優れ、手動ロックに比べても遜色のないオートロックもお選びいただけるようになりました。

ベロとカブセを接合する部分は幅が狭いと左右にブレやすくなりますので、130ミリの間隔を取り、カブセの間にしっかりと差し込んでから鋲2本づつで固定しました。